ソフトウェアキーボード&マウスパッドアプリ「ちーたんタッチボード Ver 0.01」公開しました

Twitter の方ではお知らせしていたのですが、こちらに書くのをすっかり忘れていました。前回ブログでお伝えしたとおりちーたんつ~るずの第1弾をリリースしました。その名も「ちーたんタッチボード」です。

ちーたんタッチボードがどんなアプリかと申しますと、Windows タブレットのデスクトップモードを快適に扱うためのソフトウェアキーボードとマウスパッドをセットにしたアプリケーションになります。

最近 8インチ型の Windows タブレットが売れているというニュースを聞いた方も多いかと思います。搭載している OS の大半は Windows 8.1 Professional であり、タブレット向けに作られた Modern (仮名) と従来のデスクトップアプリが動かせる2つのモードを持ったハイブリッドな OS です。

従来のデスクトップアプリを動かせるところがとても魅力的なのですが、ほとんどの端末がタッチ操作前提のデバイスになっており、従来のマウス操作向けに作ったアプリをタッチで操作しようとすると結構使いづらいところがあったりします。

そこでデスクトップアプリもできる限り快適に使うことができるようにと今回「ちーたんタッチボード」を作成しました。とはいってもほとんど自分用に作ったものなのですが、それなりに機能をつけてしまったので、ほかに使いたい方がいれば使っていただけるように公開しました。

ちーたんタッチボードの最大の特徴は「キーの配置設定を別ファイルに書きだしているため自由に配置を変更できる」「タッチでマウスカーソルを操作できるため、細かい操作も可能」なところです。もちろん通常のソフトウェアキーボードとしても使えます。

まだまだいろんな機能がありますので、その中からいくつか紹介します。詳しい説明やダウンロードページは専用のページを用意していますのでそちらをご覧ください。

あとすみません。また Ver 0.01 であるため、設定画面がなかったりドキュメントがなかったりしますが今度追加していきたいと思います。大部分の機能は実装済みなので設定ファイル直接いじればいろいろ変更できたりしますが・・・。

機能一部紹介

 

好みのボードの選択・追加

同じキーボードでもユーザーによって使いやすいレイアウト、慣れているレイアウトがあるかと思います。ソフトウェアキーボードでも同様で、例えば OS 付属のソフトウェアキーボードでも使いやすい、使いにくいがあると思います。

ちーたんタッチボードではそれを考慮し、ユーザーに合わせてボードに載せるキーの配置を自由に設定できるようにしました。

ちーたんタッチボードではボードの各キーの配置や大きさ、表示などをボードの設定ファイルで管理しています。配布サイトから入手した設定ファイルを配置することによって好みのキー配置のボードを追加することができます。

キーの自由な配置

Borads フォルダ下にある「.setting」ファイルは各ボードコンテナのキーのレイアウトを定義したファイルであり、JSON というテキスト形式で作成されています。よって、ユーザーが設定ファイルを開いてキーを追加したり位置の変更やサイズの変更などを行うことができます。不要なキーを削除してよりコンパクトなボードを作成することもできますので、自分なりのボードを作成してみてください。

用途に合わせたボードを選択

ボードを自由に選択できるということは通常の文書入力のとしてだけではなく、特定のアプリケーションに特化したボードとして使用することもできます。

例えばキーボードやゲームパッドにしか対応していないゲームを遊ぶ時や、イラストを描く際のショートカットキー配置などです。もちろんこれ以外の使い方もあるかもしれませんので自由にボードを選択してみてください。

 

マウスカーソルの操作

デスクトップ向けアプリの多くはマウスを使っての操作を前提としたアプリが多いため、タッチのみのデバイスで操作しようとすると操作対象が小さくて操作しにくい場合が多々あります。それを補うために擬似的に画面上にマウスパッドを配置してマウスカーソルを操作できる機能があります。

マウスカーソルの移動は2パターンあり、指を動かしただけ移動するマウスパッドモードとタッチポイントから指を移動した方向にカーソルが移動し続けるマウススティックモードがあります。

マウスパッドはタップによりマウスクリック、ダブルクリックの動作も行うことができます。(設定変更必要あり)

マウスホイールの機能もあります。ホイールによる動作はウィンドウ上にカーソルがあるかによって変わる場合がありますのでご注意ください。

マウスボタンもひととおり実装してあります。以下のボタンが使用できます。

  • 左ボタン
  • 右ボタン
  • 中央ボタン
  • X1ボタン
  • X2ボタン

一つのキーに複数の動作割り当て

一つのキーに対して複数の操作を割り当てることができます。たとえば「Ctrl」と「C」のキーを割り当てることによって「コピー」の動作、「Ctrl」と「V」を割り当てることによって「貼り付け」の動作をひとつのキーで行うことができます。

例としてイラスト向けのボードではその動作を実装しています。

D-Pad (Directional pad)

D-Pad は一つのキーの中に上下左右をまとめた特殊なキーになっています。ゲームコントローラーにある十字キーを想像していただければわかりやすいかと思います。

D-Pad は通常のカーソルキーとは異なり、押した瞬間から連続でキー送信を行うようになっています。主にゲーム向けの機能となっていますが、ボードの設定で挙動は変更することはできます。

ゲーム向けとは書いてありますが、通常のアプリケーションにも使用することができます。

 

IME の状態表示 (仮実装)

テキストを入力する際に現在 IME が ON なのか OFF なのかわからないことがよくあるかと思います。ちーたんタッチボードでは IME の状態に応じてボードの色が変わるようになっているため、IME の状態を間違えずにテキストを入力しやすくなっています。

色は設定ファイルで変更することができます。


IME が OFF の状態


IME が ON の状態

ボードの透過

ボードは透過に対応しています。ボードが見づらい場合は透過なしでも構いませんし、裏に隠れているウィンドウが見えるようにしたい場合は適度な透明度を設定することができます。


透過なし


透過率40%

ボードの背景への画像設定

ボードの背景に自由な画像を表示させることができます。標準ではキーの見やすさのために単色で表示させていますが、見にくくならないのであれば好きな画像を載せてみてもいいでしょう。画像が適度な透過画像であればボードも透過させることができます。

 

キーに画像設定

各キーにはテキストのほかに画像を表示させることもできます。テキストだけではわかりにくいキーの場合は画像を使用するとわかりやすくなるかもしれません

高DPI対応

OS の DPI の設定に合わせてボードのサイズが自動的に変わるようになっています。小さいデバイスで高解像度の環境でも適切な大きさでボードを表示、操作することができます。

XAML からボードコンテナ定義ファイル生成 (仮実装)

ボードコンテナ定義ファイルは Json 形式で定義されているため、直接テキストエディタで開いて修正することもできますが、キーの数が多いと面倒です。

現在仮実装ですが XAML ファイルでキーの配置を作成して所定のフォルダに配置し、ちーたんタッチボードを起動すると自動的にボードコンテナ定義ファイルが生成されます。ただし、現在仮実装であるため、一部は直接ファイルを編集する必要があります。

26 thoughts to “ソフトウェアキーボード&マウスパッドアプリ「ちーたんタッチボード Ver 0.01」公開しました”

  1. 文(snippetのような)をキーに登録することはできますか?

    スクロールできるリストやグリッド形式のキーボードで、よく使うキーはデフォルトで表示枠内に収められていて、たまに使うキーはスクロールして出すようような感じで使えると大変良いと思います。

    1. 要望ありがとうございます。こういった機能は考えていなかったため、可能かどうかも含めて検討してみたいと思います。

  2. onodera_sf様
    ご回答をありがとうございます。ぜひよろしくご検討ください。
    要望を追加します。

    – 設定したアプリケーションやデータをキー押下で開くことができるラウンチャー機能があれば便利だと思います。

    – アプリケーションのショートカットキー(Alt+F4とかCtrl+Cのような)を送信できればアプリケーション専用キーボードの作成できて便利だと思います。当該のアプリケーションのウィンドウがアクティブになっているとき限定で構いません。

    実現可能であれば、ぜひご検討いただけますよう、よろしくお願いします。

    1. ラウンチャー機能の方は要望として考えてみたいと思います。

      ショートカットキーについては望むものかどうかわかりませんが、一つのキーを押したときに2つ以上のキーを送信できる仕組みは入っております。

      ダウンロードページにあるボードパッケージの中の「ペイントショートカット」には「Ctrl+C」「Ctrl+V」のキーが含まれています。
      http://sorceryforce.net/tiitantouchboard/download

      ボードの設定ファイルで複数のキー送信の作り方は下記のページに書いてありますので参考にしてみてください。サンプルファイルはないのでダウンロードページのボードパッケージを参考にしてみてください。

      http://sorceryforce.net/tiitantouchboard/filedefine#KeyInfo

  3. 一部のソフト(プロジェクトEGGの98エミュレータ)で
    HOMEキーがテンキーの7カーソルキーの下がテンキーの2という風に
    外付けテンキーのような動作になってしまいますが
    NumLockに影響されないような設定は可能でしょうか?

    1. テンキーのレイアウトを使用した場合はそうなる可能性はあるかもしれませんが、通常レイアウトのボードの場合、そのような動作にはならないような気がします。

      代わりに物理キーボードを使用した場合はどのような動作になるでしょうか? また、プロジェクトEGGの設定の方で NumLock 関連の設定はあったりするでしょうか?

      1. 物理キーボードと標準のスクリーンキーボードでは
        テンキーではないほうのHOMEキー・カーソルキーは正常動作しますが
        テンキー側でNumLock切替で使用するHOMEキー・カーソルキーは
        ちーたんタッチキーボードと同様な動作になっています。
        EGG側で方向キーをテンキーに対応という設定はありますが
        ロックがかかっていてチェックが外れたままです。

        1. 認識の違いがあるかもしれませんのでまとめさせてください。

          ・ちーたんタッチボードのテンキーレイアウトではなくて通常のJIS配列キーボードの↓カーソルキーでも2を押したかのように送信される
          ・この現象は プロジェクトEGG のみで発生し、ほかのアプリケーションでは発生しない

          コメントから推測すると EGG の旧バージョンを使用しているようですが、新バージョンの方でも同じ現象は発生するでしょうか?

          あと、試していただきたいものがあるのですが、ダウンロードページで追加のボードパッケージがダウンロードできるようになっているのですが、そこに含まれているテンキーレイアウトに NumLock キーが含まれています。ソフトウェアレベルで実行しているので効果があるかわかりませんが、こちらのキーで動作が変わるかどうかも試していただければと思います。

          1. 返信ありがとうございます。

            まとめの部分はその認識で問題ありません。

            確認の部分ですが
            EGG新バージョンでも同様の現象でした。
            追加ボードパッケージテンキーレイアウトでのNumLockキー動作確認をしてみましたが、こちらも変化ありませんでした。

          2. 送信するコードを変えたプログラムを用意しますので少しお待ちください。
            それで変化があるかどうか確認をお願いしたいと思います。(URL は次のコメントでお知らせします)

          3. プログラムの方を公開しました。以下の URL からダウンロードできます。試してみてください。(ファイル名は「TiitanTouchBoard_Ver_0_21_b1_diff.zip」です。差分ファイルだけですので Ver 0.20 のファイルに上書きしてください。)
            https://onedrive.live.com/redir?resid=512B306A3563839F%218824

            正しく動作しないようであればご連絡ください。また正しく動作した場合でもご連絡をください。正しく動作したかどうかがわからないと次のバージョンに反映できませんので・・・。

          4. 更新プログラムですが
            正常動作を確認しました
            EGGのほうでも正常動作しています。
            対応ありがとうございました。

  4. 8インチタブにわざわざ外付けキーボードやマウスとかいかがなものかなぁ・・・と思っていた時こちらのツールに出会いました。
    いくつかのタイプ用キーボードレイアウトと3DCG用のショートカットキー(MetasequiaとBlender用)をつくって使用させていただいています。
    どんなとこでもタブが両手で持てさえすればモデリングが始められるのがステキ過ぎて手放せません。
    今後のVer.upや新ツール等に期待します。

  5. ツクール系のゲームを8インチタブでやる時にキーボード邪魔くさいし、1280×800なので横画面+ソフトウェアキーボードでは隠れてしまい、縦画面だとキー小さい。

    カーソルとzとxだけでぶっちゃけ良いのに…と(笑

    こういうの欲しかったです、ありがとうございます。

    1. ちーたんタッチボードを起動したら設定ダイアログを開いていただき、「装飾」タブを選択、IME が ON のとき、OFF の時のボードの背景色ボタンをクリック、色選択ダイアログで「Alpha」の項目がありますのでそこで調整できます。0 が完全透明、255 が不透明です。(0 にするとタッチできなくなる可能性がありますので 1 以上でお願いします)

  6. 素晴らしいソフトですね ただ私にはすこしレイアウト作成は無理そうです
    タブレットで使えるマインクラフト用のレイアウトがあるとすごく助かるのですが・・・

    いつか直感的にレイアウト編集ができるようになると嬉しいです

  7. 大変素晴らしアプリですね

    タブレットでできるように、マインクラフト用のプリセットがあるとさらに助かるのですが・・(

    いつか直感的に編集できると嬉しいです

  8. 大変素晴らしいソフトですね

    マインクラフト用レイアウトとして 
    右下:マウス(右クリック・ホイール・左クリック)
    左下:w.a.s.d.e.q space.shift
    という感じなのがあると嬉しいです

    直感的にレイアウト編集ができるといいのですが・・

    1. ダウンロードページの下の方にある「ボード作成 Excel ツール」を使ってみてはいかがでしょうか。
      http://sorceryforce.net/ja/tiitantouchboard/download

      Excel が必要ですが、このツールを使えば割と直感的にレイアウトを編集できると思います。さすがに1から作るのは手がかかるので、ツールと一緒に付属しているサンプルをもとに修正するのがいいかもしれません。
      コメントの内容を見ると「マウスパッド」のボードと「ゲームコントローラー」のボードを参考にするといいと思います。キー定義はすでに登録されているので、レイアウトのシートだけ編集すれば大丈夫かと思います。

      ボード作成 Excel ツールの使い方は下記のリンク先に記載しています
      http://sorceryforce.net/ja/TiitanTouchBoard/HowToUseBoardCreator

      1. 返信ありがとうございます!
        エクセルは一度試したのですが、使い方がうまくわかりませんでした、すみません、
        出力はできましたが、肝心のレイアウト編集の方法が説明読んでも理解できなくて・・
        そこで、ノートにサンプルを張り付けてそこから編集ができたのですが、2枚目のシートを出すコードがわからなく断念しました

        1. 2枚目のシートというのはおそらく「2_Layout」「2_KeyDefine」のシートだと思うのですがシートは基本的に手動で作成する必要があります。1から作成するのはわりと面倒なので、ほかのサンプルからシートをコピーしてそこから編集するのが手っ取り早いかと思います。
          また2つめ以降のボードは「2_Layout」「2_KeyDefine」のシートを作成しただけでは表示されません。「Boards」シートに必要なボードの数だけ行数を入力してください。

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