今回は比較的小規模なバージョンアップです。内容ですが、個人的に気になっていたマウスパッド操作によるマウスカーソルの初動のスピードが大きくなる問題を修正しています。あとは Shift キーなどを押したまま操作したときに Shift キーのトグルが戻らない現象を治しています。もともとは戻るように実装計画していたのですが、Ver 0.10 で修正ミスがあったのかな・・・?
他にはボードの設定を追加しました。こちらはもともと予定していた不足分の機能を追加したものなので目新しいものは特にありません。
あとはボードのテキストの色を設定できるようにしました。こちらは仮実装です。機能説明のページで IME によるボードの色の変更についても仮実装と書いているように、装飾系については全般的に仮実装となっております。ここら辺はボードの設定やユーザー設定がいろいろ絡んでくるので時間があるときにきちんと整合性も含めて実装したいと思います。
更新内容
追加機能
- ボードを最前面表示するかしないかの切り替え (最前面でない場合に手前にボードを表示させたい場合は、ボードをタップするか、タスクバーのちーたんタッチボードのアイコンをクリックしてください。ボードをタップして前面に表示するかどうかは設定で変更できます)
- キーのテキストの色を設定できるようにした (仮実装)
- ボードコンテナ定義ファイルより、マウススティックにタップによる左クリックエミュレーションを追加
- ボードコンテナ定義ファイルより、D-Pad の方向キーに指定したキーを設定できる機能を追加
- 指定した名前のボードに切り替えられる機能を追加 (BoardJump)
機能改善
- マウスパッドでマウスカーソルを移動した際、デバイスによって最初の移動でマウスカーソルが大きく移動する現象を回避
- 設定画面のフォントサイズを少し大きくした
修正した不具合
- Shift 等の修飾キーを押したまま他のキーを押した後に修飾キーを離してもトグルが戻らない不具合修正
- ボードコンテナ定義ファイルの KeyProcessInfo オブジェクトの Parameters が適用されない不具合修正
ボードコンテナ定義の修正を行いたいのですがXAMLの仕様や"所定のフォルダ"に関する情報は公開されていますか?
公式ページを探したのですが見つけられませんでした。
XAML からボードの定義ファイルを生成する機能は現時点で仮実装となっております。自動で作れるといってもまだ未完成な部分もあり制約がいろいろあります。例えば
・XAML から生成できるのはキーの位置情報や種類、ボードのサイズぐらいだけで、細かなカスタマイズは直接テキストで変更する必要がある
・自動で生成するのはあくまでも新規のみであり、既存のボード定義ファイルに対しては修正できない
などがあります。
ドキュメントのほうも後回しになっていたため、まだサイトの方には上げておりません。たぶん正式に載せるのは自動生成の機能が正規になったタイミングになるかと思います。
ですが、時間があるときに現時点での XAML からの自動生成の方法について Q&A あたりに書いておきたいと思います。細かな定義まではまだ決まっていないため、詳しくは書かないと思いますが、「XAML ファイルの配置場所」「自動生成の仕方」「XAML のサンプルファイルの公開」あたりは書きたいと思います。
時間の都合で週末あたりになるかもしれませんがそれまでお待ちください。
XAML ファイルからボードコンテナ定義ファイルを作成する手順について簡単にですが Q&A のページに記載しました。XAML ファイルの定義については今回記載していません。
http://sorceryforce.net/tiitantouchboard/qanda#0009
代わりに、作成するための XAML のサンプルファイルをダウンロードできるようにしましたので参考にしてください。
http://sorceryforce.net/tiitantouchboard/download#xaml