メモ書きです。
【環境】
- Oracle 10g Release 2 データベース (別サーバーに存在)
- クライアントに Oracle 10g Release 2 管理者ツール
- Windows Vista (クライアント)
- Windows Server 2003 (Oracle サーバー)
パターン1:Net Manager を使う方法
- スタートメニューから「Oracle - XXXXXX」「コンフィグレーションおよび移行ツール」「Net Manager」を選択して実行。(XXXXX はインストール時の名前)(ツールがない場合は必要なツールがインストールされていない)
- 「Oracle Netの構成」「ローカル」「サービス・ネーミング」を選択し、左にある「作成」ボタンをクリック
- ネット・サービス名を入力。(後で接続文字列に使用される)
- TCP/IPを選択
- データベースのあるホスト名(PC名)とポート番号(デフォルト1521)を入力
- サービス名を入力。(通常グローバル・データベース名)
- テストボタンをクリックし、ログイン変更ボタンをクリック。接続するためのユーザー名とパスワードを入力して接続できるかテストを行う。
- 完了をクリック。
- サービス・ネーミングのツリーに作成した接続名が追加されていることを確認し、Net Manager を閉じる。
- 保存確認ダイアログが表示されるので保存を行う。(ここまでしないと設定は反映されません)(ちなみにメニューに保存がありそうですが、クリックしてもメニューが展開されないので確認できず)(保存するとパス「%Oracle_Home%networkADMINtnsnames.ora」)ファイルが作成、または更新される)
パターン2:tnsnames.ora ファイルを直接書き換える方法
Net Manager を使うと「tnsnames.ora」ファイルが更新されますが、手動で書き換えることもできます。「tnsnames.ora」ファイルは以下のフォルダにあります。
- %Oracle_Home%networkADMINtnsnames.ora
※特にフォルダを意識せずインストールした場合は「C:oracleproduct[Version][InstallName]networkADMINtnsnames.ora」です。
一つの接続設定ごとに以下のテキストが追加されています。($XXXXX$がパラメータなので適時置き換えてください。)
$ConnectionName$ =
(DESCRIPTION =
(ADDRESS_LIST =
(ADDRESS = (PROTOCOL = $Protocol$)(HOST = $HostName$)(PORT = $PortNumber$))
)
(CONNECT_DATA =
(SERVICE_NAME = $ServiceName$)
)
)
パラメータ名 |
説明 |
$ConnectionName$ |
接続名。他システムで接続文字列に使用します。 |
$Protocol$ |
通信プロトコル。通常は「TCP」 |
$HostName$ |
Oracle データベースのあるホスト名(PC名) |
$PortNumber$ |
ポート番号。デフォルトでは「1521」 |
$ServiceName$ |
サービス名。SIDまたはグローバル・データベース名。 |
]]>